貧乏とは
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南米ウルグアイの訃報ですが
5月13日に食道がんで亡くなった「世界で一番貧しい大統領」として知られたホセ・ムヒカ元大統領をご存じでしょうか?
私は恥ずかしながら新聞で訃報に触れるまで存じ上げなかった人物なのですが、新聞で見かけた彼の言葉が心に刺さったので興味をひかれまして・・少し調べてみました。
⇧今流行りの、AIによる似顔絵(笑)
2012年にブラジルで開かれた国際会議での演説
「貧乏とは、少ししか持っていない事ではなく、
限りなく多くを必要とし、もっともっととほしがることである」
いや、もう・・・ごもっとも・・・・(´-ω-`)
耳が痛うございます。
こんな一般人の私にも響くくらいだからもうとっくに世界中の人には響いていた言葉のようで、広く知られた演説らしいです。
ホセ・ムヒカ元大統領ってどんな人?
ホセ・ムヒカ氏は、南米ウルグアイの元大統領(在任期間:2010年~2015年)で、「世界で最も質素な大統領」として世界中から注目された人物です。公邸に住まず、郊外の農場で質素な生活を続け、古いフォルクスワーゲン・ビートルを愛用していたことでも知られています。
生い立ちと政治への道
ムヒカ氏は1935年にウルグアイに生まれました。7歳で父を亡くし、花売りで生計を立てていたとか。
若いころから社会の不平等に強い問題意識を持ち、貧困層のための政治運動に身を投じます。その活動はやがて、当時の政府に対して武力を用いた左翼ゲリラ「トゥパマロス」への参加へとつながります。
結果として逮捕され、14年間を獄中で過ごすことになります。そのうち10年以上は独房での過酷な環境でしたが、彼はその経験を通じて「暴力では社会は変わらない」という考えに至り、後に穏健な政治手法へと転じていきます。
なぜ「すごい人」と言われるのか?
ムヒカ氏が特別視されるのは、政治家としての誠実さと一貫した生き方にあります。大統領として国を率いる立場になっても贅沢を避け、報酬の多くを寄付に充て、自給自足に近い生活を続けました。彼の口から発せられる言葉は、常に市民目線であり、物質主義への強い疑問を投げかけるものでした。
私たちが学べること
• 人はどんな過去を持っていても、反省と努力でやり直すことができるということ。• 政治とは、自らの利益のためでなく、社会のため、人々のためにあるべきだということ。
• そして、物質的な豊かさよりも、心の豊かさや他者への思いやりこそが、人生にとって最も大切だということ。
「ペペ」の愛称で国民を始めたくさんの人に親しまれた方だったようです。
彼の行いは、当然ながらなかなかマネできることではありませんが、少しでも心がけて生きていく人が増えれば(特に政治家!や国のトップたち!!)、日本(世界)は少しずつ良くなっていくんじゃないのかな、、、と思いました。
・・・まずは物欲を持て余している我が身を強く振り返りたいと思います(´艸`*)エヘ